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投稿日:2021年8月2日

【カジュアル面談の真実!SAPコンサルタントはカジュアル面談で既に見定められています!】

はじめに
 
SAPエンジニア、SAPコンサルタントとして活躍されている方が、転職サイトに登録すると、その市場価値の高さと市場ニーズの多さから、大量のスカウトメールを受け取ることがあると思いますし、実際に受け取った方も多いのはないでしょうか。
 
そして、ほぼ例外なくスカウトメールに記載されているのが、「まずはカジュアルにお話ししませんか?」など、面接ではなく面談をしませんかという文言ですよね。
 
いきなり一次面接に来ませんか?と誘っても、会社のことやSAPコンサルタントとしてどのような業務を経験できるのか理解できていない状態では、求職者からの応募はあまり見込めません。
したがって、応募ハードルを下げて、少しでも接点を持ちたいと企業は考えてるために、まずは面談に来て欲しいという旨を伝えるのが一般的です。
 
転職エージェントを経由してコンサルティングファームへ応募する際にも、カジュアル面談を挟むこともあります。
 
しかし、カジュアル面談だから合否のジャッジはされないだろうと思っている方がいたら危険です。カジュアル面談時に、必ずと言っていいほどにSAPコンサルタントとしての経験やスキルはもちろんですが、人物適性も評価されています。
 
「選考要素は無いと言っているのに、ウソじゃないか!」と思われるかもしれませんが、決してウソをついているわけではありません。
 
実際に、カジュアル面談の結果だけで不採用となることはまずありません。
よほどのことが無い限りは、「カジュアル面談の結果、今回はお見送りとさせていただきます」とジャッジされることはないでしょう。
 
ただし、絶対に採りたい人か、何とも判断できない人か、採用したくない人かは一次面接官や現場へ情報が伝えられているので、場合によっては面接が始まる前から評価が低い状態からスタートしなければならない可能性もあります。
 
では、カジュアル面談はどのようなことを準備して臨むべきなのでしょうか。
 
そこで、今回の記事では、SAPコンサルタントがコンサルティングファームのカジュアル面談を受ける際に気を付けるべきポイントをまとめました。
 
是非とも今回の記事を参考に、カジュアル面談で評価を下げてしまわないようにしていきましょう。
 
コンサルティングファームのカジュアル面談では何を見られているのか
 
カジュアル面談では確かに選考要素はありません。
とは言っても、人物面で何かしらの問題がある場合や、SAPコンサルタントとしての経験やスキルが求めているものと程遠い場合は、その段階で採用することは難しいだろうと判断されます。
その結果、場合によっては、99%不採用になってしまう状態から一次面接を受けなければならない状況が発生してしまうリスクがあります。
 
一方で、カジュアル面談の結果、この方はSAPコンサルタントとしての経験もスキルも申し分ないし、人物面においても非常に優れていると評価されれば、企業側としては採用の優先度が上がり、内定も出やすくなる可能性があります。
 
実際にカジュアル面談ではどのようなポイントを見ているのかというと、さすがに業務内容の詳細まで聞くと面接になってしまうので、あまり詳細にそこを確認することはないと思います。
 
カジュアル面談で見られているポイントは、あくまでも一例ではありますが次の通りです。
 
・必須となる経験やスキルを持っているか
・コミュニケーションスキルが優れているか
・論理的思考力を持っているか
・転職意欲はどれほどあるのか
・過去も含め、転職理由に納得感はあるか
・キャリア志向が自社の業務にマッチしているか
・自社に対する興味はどれほどありそうか
 
このように、カジュアル面談と言っても、意外と様々な観点からジャッジをされているのです。
これを見ると、さすがに選考要素がなくても、何かしらの準備はしておいたほうが良いと思いますよね。
 
それでは、具体的にどのようにしてコンサルティングファームのカジュアル面談に臨むべきかについてお伝えします。
 
ポイント1:面接の一環であるというスタンスで臨む
 
カジュアル面談で一番の目的は、企業より事業内容や業務内容に関する詳細を伝えることであり、企業側から声をかけておりますので、志望動機や、なぜ今回応募したのかなどをしっかりと語ることができなくても構いません。
 
しかし、先ほどもカジュアル面談で見られているポイントとしてお伝えしたように、今回なぜ転職しようと考えたのかや、どのようなキャリアを歩もうと思っているのかは聞かれる可能性が高いでしょう。
カジュアル面談とは言え、全くマッチしない人を積極的に採用するわけにはいかないので、これらの質問を通して、自社で活躍できそうかどうかをある程度ジャッジします。
 
もし、全く何も準備をせず面談に臨んでしまうと、納得感がある転職理由を伝えることができなかったり、自分の強みとなるSAPコンサルタントとしての経験やスキルをアピールできなかったりしてしまうので、場合によってはマイナス評価の面談になってしまいます。
 
したがって、カジュアル面談であっても、面接の一環であると思って準備することをお勧めします。
 
なお、人物面においてもコンサルタントとして相応しいか、カジュアル面談でジャッジされるために、油断をして話し方や態度で懸念を与えないことも重要です。
 
ポイント2:事業内容や業務内容に関する質問は複数準備しておく
 
企業側から見たカジュアル面談の目的は、候補者に事業内容や業務内容の理解を深めてもらい、正式応募に繋げていくことです。
 
したがって、カジュアル面談においては、通常の面接以上に質疑応答の時間が設けられます。企業によっては、ほとんどの時間を質疑応答の時間としているところもあります。
 
にも関わらず、何も質問を準備せずにカジュアル面談に臨んでしまうと、何も中身のない面談になってしまうだけでなく、「自社にそれほど興味を持っていないんだな」と思われてしまい、マイナス評価になるリスクも高くなってしまいます。
 
カジュアル面談は双方理解の場ですので、正式応募を検討するにあたって、不明点についてはしっかりと質問するべきです。
 
中には、「カジュアル面談は企業が主体になって説明・アピールをすべきだ」と考えている方もいますが、そもそもコンサルティングファームで働きたいのであれば、受け身の人は歓迎されないですし、その程度であれば企業ホームページを見れば分かることなので、厳しい言い方になりますが、わざわざカジュアル面談に参加しなくても良いと思います。
 
皆さんが正式応募を検討するにあたって欲しい情報は、ホームページの情報だけでは分からない生の情報や、より詳しい情報ですよね。
 
よって、カジュアル面談においては、むしろこちら側が主体的に質問をして情報を聞き出す場であると考えた方が良いと思いますので、企業への質問は必ず複数準備しておきましょう。
 
ポイント3:福利厚生やワークライフバランスに関する質問は避ける
 
カジュアル面談のための質問を用意しましょうと先ほどお伝えしましたが、何を聞いても良いというわけではありません。
 
これは面接での逆質問においても言えることですが、福利厚生やワークライフバランスに関する質問ばかりしてしまうと、大きく評価を下げてしまう可能性が高いので注意が必要です。
 
カジュアル面談において業務に関する質問が全く出てこないにも関わらず、福利厚生や残業時間、有休消化率、その他手当に関することばかり質問してしまうと、それを目的とした転職活動をしていると思われてしまい、不採用となるリスクが高くなってしまいます。
 
まだその会社で働いてもいないため、当然のことながらパフォーマンスも発揮できていない状態なわけですよね。その状態でそのような質問をすると、パフォーマンスを発揮するために努力をしないのではないかと思われてしまい、ネガティブな印象を与えてしまうのです。
 
よって、カジュアル面談であっても、福利厚生やワークライフバランスに関する質問はしないようにしましょう。
 
どうしても聞きたいのであれば、内定を得てから、意思決定をするための判断材料として聞くことをお勧めします。
 
まとめ
 
今回の記事では、コンサルティングファームのカジュアル面談における注意点として、次の3つのポイントをご紹介しました。
 
・面接の一環であるというスタンスで臨む
・事業内容や業務内容に関する質問は複数準備しておく
・福利厚生やワークライフバランスに関する質問は避ける
 
カジュアル面談と言ってもある程度はそこでジャッジされます。
選考要素が無いからと気を抜かずに臨みましょう。

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