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投稿日:2021年6月7日

【SAPコンサルタントとしてやり切った50代、60代の人が選択する3つのキャリア】

はじめに
 
SAPコンサルタントとして10年、20年と働いていると、さすがにもうSAPコンサルタントとしてやりたいことはやった、やり切ったと思う方も少なからずいると思います。
 
特に50歳を超えてくると、コンサルティングファームの最前線で働くのは肉体的にも辛くなり、報酬が多少減っても良いので、ワークライフバランスが取れる安定した働き方を選択したいと考えることもあると思います。
 
ただし、年齢面を考慮すると、もう転職市場では求められないのではないかと、新しいキャリアを模索することを諦めてしまいそうになりますよね。
 
でも、ご安心ください。
SAPコンサルタントは市場価値が非常に高いことから、50代や60代であっても、転職成功の事例は少なくはないのです。
 
そこで今回の記事では、50歳を超えてSAPコンサルタントとしてやり切った方が、安定した働き方を求めて選択するキャリアについて紹介します。
 
年齢相応の経験をしていれば、50歳を超えても転職は可能
 
「35歳転職限界説」という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、35歳を超えると転職すること自体が、難しくなるとよく言われています。
 
確かに20代と比較すると、求められる経験やスキルが高くなってしまうために、内定が出にくいというのは事実だと思います。
 
しかし、実態としては、40代はもちろんですが、50代、時には60代であっても、年齢相応の経験をしていれば、転職に成功している方はいるのです。
 
年齢相応の経験は何かというと、SAPコンサルタントの場合は、次の2つの経験を満たすことを言います。
 
・管理職およびリーダー、マネージャーとしてのマネジメント経験を持っていること
・特定業界、特定領域におけるSAP導入の経験が豊富であること
 
50歳を超えてくると、さすがにメンバーとして参画するのは、周囲とのバランスも考えると難しいので、一定のマネジメント経験が求められます。
 
また、ただ管理できるだけではなく、20年、30年と培ってきた特定業界、特定領域に対する業務知識やSAP導入経験が豊富であることも同時に求められます。
 
20代や30代ではなく、わざわざ50歳以上を採用する場合の多くは、自社には無いような豊富なノウハウを持っている方を採用したいという背景があるために、やはり専門性の高さは必要になってきます。
 
したがって、マネジメント経験があり、かつ、SAP導入において高い専門性を持っていれば、年齢に関係なく転職を成功させることができるのです。
 
では実際に、これらの経験があるということを前提として、安定感がある働き方ができるキャリアを3つご紹介させていただきます。
 
ワークライフバランスをとって働くことができるキャリア①:運用コンサルタント
 
コンサルティングファームやSIerで、SAPコンサルタントおよびSAPエンジニアとして働いていると、新規導入案件に参画した場合、どうしても納期前は稼働が増えて忙しくなってしまうことがよくありますよね。
 
しかし、運用コンサルタントへキャリアチェンジすることで、ワークライフバランスを保つことができ、場合によっては毎日定時帰りができるという可能性もあります。
 
運用コンサルタントは、クライアントに導入されたSAPに対する問い合わせ対応やトラブル対応をすることもありますが、どちらかといえば、クライアントが業務を遂行する中で新たに浮き彫りになる課題を洗い出し、それを解決するための提案をすることが業務の柱となります。
 
したがって、単なるオペレーターではなく、これまでのコンサルタントとしての経験も十分に活かしながら働くことができます。
 
また、トラブル対応と聞くと深夜業務や休日出勤のイメージが強いかもしれませんが、トラブルを実際に解決するのはSAPコンサルタントやSAPエンジニアの仕事であることが多いので、基本的には決められた対応時間の中で働くことができ、ワークライフバランスを保つことができるのです。
 
SAPの導入コンサルタントからすると報酬は下がってしまいますが、それ以上にワークライフバランスを大切にした働き方を考えているのであればお勧めです。
 
ワークライフバランスをとって働くことができるキャリア②:社内SE
 
SAPコンサルタントやSAPエンジニアが、ワークライフバランスをとることを目指す転職先として最も多いのが、事業会社の社内SEです。
 
社内SEは発注者側であるために、納期に追われるようなこともなくなり、自社システムが正常稼働している限り想定外の仕事が舞い込んでくることもないので、安定した働き方が可能です。
 
最近ではシステム開発を内製化しているところも多くなってきていますが、SAPを自社エンジニアのみで導入するという企業はまずないので、基本的にはベンダーコントロールが主な仕事となります。
 
ただし、社内SEを選択する場合は、報酬が下がることを受け入れなければいけないのはもちろんですが、会社によってはシステム企画から開発まで全て外注しているところもあるので、SAPコンサルタントとして培った経験が活かしきれない可能性があります。
 
場合によっては、ヘルプデスクとしての役割を求められることもあるので、社内SEの求人だからといって飛びつくのではなく、しっかりと業務内容を確認した上で選択していきましょう。
 
ワークライフバランスをとって働くことができるキャリア③:フリーランスコンサルタント
 
転職とは違ってしまいますが、フリーランスコンサルタントとして活躍するのも、ワークライフバランスを保つことができる働き方の1つです。
 
実際に、当社でも50代や60代のSAPコンサルタントの方を、フリーランスエンジニアとして働く支援させていただいた実績も豊富にあります。
 
フリーランスコンサルタントになることのメリットとしては、報酬を下げなくても良いことであり、むしろ経験やスキル次第では、前職の年収を上回る報酬を得ることも可能です。
 
また、基本的にフリーランスは時間単位で契約をしていることから、時間外労働が発生することも少なく、ワークライフバランスをとって働くこともできます。
 
しかし、フリーランスコンサルタントになるデメリットとしては、雇用に安定感がないことです。
継続してプロジェクトが見つかれば問題ありませんが、もし、なかなか次のプロジェクトが見つからなかったときは、報酬が無い期間が長くなってしまうリスクがあります。
 
フリーランスコンサルタントを目指すのであれば、そのようなリスクも考慮した上で選択しましょう。
 
まとめ
 
今回の記事では、SAPコンサルタントとしてやり切った50代、60代の方が選択するキャリアとして、次の3つをご紹介させていただきました。
 
・運用コンサルタント
・社内SE
・フリーランスコンサルタント
 
報酬はどうしても下がってしまいますが、それ以上にワークライフバランスをとって安定して働きたいとお考えであれば、是非一度検討してみることをお勧めします。

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