投稿日:2021年4月28日
【とにかく稼ぎたいと思うSAPコンサルタントは、どのコンサルティングファームへ転職すべきか】
はじめに
働く上で、仕事内容や役割が重要であると思いつつも、稼げるに越したことはない、稼ぐことがモチベーションにも繋がるという方も少なくないと思います。
特にSAPエンジニア、SAPコンサルタントとして働いていると、コンサルティングファームへ転職して、年収を大幅アップさせたいと考えることもありますよね。
しかし一方で、外資系のコンサルティングファームに行けば、年収が大幅にアップしそうだと思う反面、本当に自分はやっていけるのかという不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
かと言って、国内系のコンサルティングファームへ転職すると、外資系と比較して年収面で差がついてしまい、どちらに行くべきか悩んでしまうと思います。
そこで今回は、「とにかく稼ぎたい!」というSAPエンジニア、SAPコンサルタントの方に対して、どのコンサルティングファームへ転職すべきかについてお伝えしたいと思います。
並行して、フリーランスSAPコンサルタントのキャリアについても紹介しますので、是非今後のキャリアを考える上での参考にしてください。
稼ぎたいなら王道は外資系コンサルティングファーム
SAPコンサルタントとしてとにかく稼ぎたいと思う王道の転職は、デロイトトーマツコンサルティングやPwCコンサルティングをはじめとする大手外資系コンサルティングファームへの転職です。
国内系コンサルティングファームと比較すると、同じ職位であっても、外資系コンサルティングファームは年収レンジが高い傾向にあるので、20代のうちから年収1000万円を超える可能性も十分に考えられます。
しかし、国内系コンサルティングファームよりも、外資系コンサルティングファームは年収が高いから、そっちに入ったほうが得だと単純に考えるのは危険です。
年収が高いということは、相応の成果も求められるということを知っておかなければなりません。
年収1000万円で入社したのであれば、年収1000万円を払うに値する利益を出すことを求められるのです。
外資系コンサルティングファームへ転職できれば、SIerをはじめとするシステム開発会社で働いている方は、年収が数百万上がる可能性があると思います。
そして、それは同時に、今までの仕事にプラスアルファで数百万円の価値を出さなければいけないということになります。
最近では「Up or Out(昇進するか、辞めるか)」の考え方が少なくなってきましたが、それでもやはり高い年収を貰う以上は成果を求められ続けます。それも、期待値以上の成果を出すことを常に求められるのです。
したがって、年収面だけで見れば、外資系コンサルティングファームに行くと、稼ぐことができますが、高い成果を求められるシビアな世界に身を置くことへの覚悟があるのかをしっかり考えておきましょう。
成果を上げるほど稼げるスタートアップのコンサルティングファーム
外資系コンサルティングファームは、高い成果を出すことが求められるとお伝えしましたが、それ以上に成果主義なコンサルティングファームも存在します。それは、スタートアップのコンサルティングファームです。
スタートアップのコンサルティングファームへ転職した場合、初めのうちは外資系コンサルティングファームよりも年収が低い可能性がありますが、成果を上げれば上げるほどプロモーション(昇進)していき、若いうちからマネージャー以上を目指すことも可能です。
高い成果を出し続けることに自信があり、シビアな世界にこそやりがいを感じるということであれば、スタートアップのコンサルティングファームへ転職したほうが稼げる可能性もあります。
しかし、スタートアップのコンサルティングファームの場合はクライアントの数、プロジェクトの数も少ないために、1つのプロジェクトの成果が経営を左右してしまうリスクもあるので、失敗は絶対に許されない厳しい環境に身を置くことを覚悟する必要があります。
また、企業成長のために案件獲得もコンサルタントのミッションとする会社もあり、営業としての動きを求められることもあります。
システム開発会社でSAPエンジニアとして働いている方からすると、少し荷が重いかもしれないので、まずは大手コンサルティングファームで、SAPコンサルタントとしての実力をつけ、その後スタートアップを目指していくのがお勧めです。
地に足をつけて稼ぎたいなら国内系コンサルティングファーム
ここまでは、成果を出すことにシビアな外資系コンサルティングファームとスタートアップのコンサルティングファームについてお伝えしましたが、稼げるとは言っても、そのような環境に身を置くことに不安を感じる方も多いと思います。
それであれば、アビームコンサルティングやクニエのような国内系コンサルティングファームへ転職し、地に足をつけて成果を出して稼いでいくことをお勧めします。
国内系コンサルティングファームは、外資系コンサルティングファームよりも年収レンジが低いですが、それでもシステム開発会社から転職すると、大幅な年収アップが期待できます。
また、外資系コンサルティングファームよりは、比較的稼働時間も少ないところが多く、ワークライフバランスもある程度は保つことができます。
ただし、国内系コンサルティングファームは、個人の成果よりも、チームでの成果を重視されることが多いため、個人が圧倒的な成果を上げたとしても、年収が跳ね上がるようなことは少なく、稼ぐことに重点を置きたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
したがって、いきなり外資系コンサルティングファームに飛び込むことに不安を感じるのであれば、まずは国内系コンサルティングファームへ転職し、一定の成果を上げることができて自信がついてから、外資系コンサルティングファームへ転職するのも1つです。
雇用の安定性よりも稼ぐことに振り切るフリーランス
もし、とにかく稼ぐことに振り切りたいと考えているのであれば、フリーランスSAPコンサルタントとして活躍する道もあります。
フリーランスで活躍するSAPコンサルタントは年々増加しており、当社でも多数の支援実績があります。
フリーランスであれば、人月単価がそのまま自分の給料になるので、年収2000万円以上を稼ぎたい人にはお勧めです。
ただし、雇用は守られていないのと、隙間なく継続して案件を得ることができる保証もないので、中途半端なスキルでフリーランスの世界に飛び込んでしまうと、収入無しの期間が発生するリスクもあります。
したがって、一人前のSAPコンサルタントとして成果を上げるようになってから、フリーランスになることを選択肢に入れるのが良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、働く上で年収を重視する人が取るべき選択肢についてお伝えしました。
外資系コンサルティングファームへの転職が年収を上げるための王道ではありますが、高い成果を出し続けなければならないということを覚悟しなければなりません。
もしそこまでの自信が今すぐは無いのであれば、国内系コンサルティングファームでしっかりと実力をつけていくことをお勧めします。
また、外資系コンサルティングファームの年収でも物足りないと感じるのであれば、スタートアップのコンサルティングファームやフリーランスになることも視野に入れてみると良いでしょう。