投稿日:2025年12月8日
新卒SAPコンサル必見!効率的な成長法
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【コラム監修者 プロフィール】
クラウドコンサルティング代表取締役 岸仲篤史
新卒でSAPジャパン株式会社に入社。
SAPジャパン在籍中にCOコンサルとして従事したことで、会計コンサルの面白さに目覚め、
大和証券SMBC株式会社 投資銀行部門、新日本有限責任監査法人、アビームコンサルティングにて、
一貫して約10年間、会計金融畑のプロフェッショナルファームにてキャリアを積む。
その後、2017年クラウドコンサルティング株式会社を設立し、SAPフリーランス向けSAP free lanceJobsを運営し、コラムの監修を手掛ける。
https://www.facebook.com/atsushi.kishinaka#
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はじめに
新卒SAPコンサルタントが効率的に成長する方法を解説する、まさにあなたにとって必読の記事です。
この記事では、新卒SAPコンサルタントが押さえておくべきポイントを具体的に解説し、学習方法や業務プロセスマイニング、ABAPやBasisなどのSAPモジュールの知識がどのように役立つかをご紹介いたします。
また、おすすめの書籍やブログ、実際の業務でのエラー対処方法まで、幅広い知識が詰まっています。
筆者も新卒SAPコンサルタントとしての経験をもとに、日々の反省点や振り返り、そしてこれからのIT分野で活躍するためのポイントを語ります。
この記事が皆様の成長の一助となることでしょう。
新卒SAPコンサルのリアル
SAPコンサルタントとして新卒で入社した際に、業務の理解やSAPシステムの操作方法など、多くの課題が待ち構えています。
社会人としての意識やコミュニケーション能力も求められるため、日々の学習が欠かせません。
新卒SAPコンサルタントは、まず基本となるABAPプログラミングや様々なモジュール、例えば、FI(財務会計)やCO(管理会計)、SD(販売・物流)などの概要や機能を習得することが大切です。
さらに、英語力も重要です。
研修やマニュアル、書籍を利用しながら自分の知識を広げることが求められますが、実際の業務や上長・先輩との連携を通じて、IT分野の知識や技術を身につけることができます。
また、エラー対処やテーブル操作のTipsも経験を通じて培われるため、新卒SAPコンサルタントは日々の学習と経験を重ねることが成長への道となります。
筆者は、新卒のSAPコンサルタントとしてのリアルを感じた結果、より一層学習意欲が高まりました。
この記事の対象者
この記事は、新卒でSAPコンサルタントを目指す方や、実際にSAPコンサルタントになって間もない社会人、またIT企業に興味がある学生などに向けたものです。
筆者の経験談を通じて、新卒SAPコンサルタントのリアルを伝えることで、皆様の一助となれば幸いです。
学習の1stステップ
新卒SAPコンサルタントの学習の第一歩は、基本的なSAPシステムの理解です。
まず、SAPの全体像やそれぞれのモジュールの役割を把握し、研修や資料、公式サイトでの学習を行います。
次に、各モジュールの業務プロセスやトランザクションを理解し、実際のシステム操作を実践的な形で学んでいきます。
さらに、ABAPプログラミングやダイアログプログラミングを学び、日々の業務で活用できるスキルを習得していきます。
続いて、会計や販売管理、資材管理など、業務知識も重要となります。
実際の業務を経験しながら、会計知識や業界ごとの特有の知識を吸収し、対応力を身につけていきましょう。
また、英語力もSAPコンサルタントには必要となります。
SAPシステムのドキュメントや機能の解説が英語で記載されていることが多いため、適切な英語学習も行いましょう。
筆者は、研修や書籍、資料を活用して、新卒SAPコンサルタントとしての学習の第一歩を踏み出しました。
モジュール知識
SAPシステムは様々な業務を網羅した統合されたモジュールから構成されています。
モジュール知識は、SAPシステムの理解と操作に欠かせない要素であります。
代表的なSAPモジュールには、FI(財務会計)、CO(管理会計)、SD(販売管理)、MM(資材管理)などが存在します。
それぞれのモジュールは特定の業務分野に対応し、連携して全体的な業務プロセスをサポートします。
例えばFIモジュールでは、会計伝票の登録や管理が行われ、そのデータは他のモジュールと連携して活用されます。
モジュールの理解と操作方法の習得がSAPの利用において重要となります。
モジュールを習得する過程で、英語でのマニュアルや参考資料を読む必要が生じます。
英語の学習もSAPユーザーには欠かせません。
また、各モジュールには様々なテーブルが存在し、データが格納されます。
テーブル構造の理解も重要な知識として認識されています。
モジュール知識習得のため、筆者は書籍や研修、Qiita等の公式・非公式資料を活用することをお勧めします。
初学者にとっては、SAPの公式資料や指導書も有益です。
そして日々の業務やエラー対処の経験を通じて、モジュール知識は着実に向上していきます。
ABAP
ABAP(Advanced Business Application Programming)は、SAPシステムの開発やカスタマイズに使用されるプログラミング言語です。
ABAPの理解がSAPシステムの機能開発や標準機能のカスタマイズに役立ちます。
ABAPを使用して、トランザクションやバッチ処理、レポートやデータマイニングなどのプログラムを開発することができます。
ABAPの習得には独学も可能ですが、研修や書籍、オンラインコースなどの資料を活用することで効率よく学ぶことができます。
初学者には入門書や研修が適していますが、経験者にはABAP Tipsや開発者コミュニティへの参加がお勧めです。
ABAP開発の際には、コーディング規約やプログラミングスタイルを守り、レビューやリファクタリングを行うことで品質を向上させることができます。
Basis
BasisはSAPシステムの基盤となる部分で、システムのインストールや運用、監視、パフォーマンスチューニング等が含まれます。
Basis業務はSAPシステムが安定的に稼働するために不可欠であり、システムのパフォーマンスやセキュリティを担保する重要な役割を担います。
Basisの知識習得には、研修や書籍、オンラインコース等の資料を活用することが重要です。
また、経験を積むことで、より深い理解が得られます。
実際の環境でのトラブルシューティングやパフォーマンスチューニングの経験は、Basisエンジニアにとって非常に価値のあるものです。
Basis知識習得には、日々の業務やエラー対処の経験を活用することが最も効果的です。
プロセスマイニング
プロセスマイニングは、業務プロセスの改善や効率化を目指し、実際の運用データを分析してプロセスの理解を深める手法です。
プロセスマイニングは以下のようなメリットがあります。
・現状の業務プロセスの可視化
・プロセスのムダやボトルネックの特定
・効果的な改善策の提案
具体的には、SAPシステムや他の様々なシステムから取得したログやテーブルのデータを用いて、業務の実態を分析します。
例えば、受注や商品登録などの業務プロセスにおいて、遅延やエラーが頻発している箇所を明らかにし、改善提案を行うことができます。
また、プロセスマイニングは自動的にプロセスの構造を抽出する能力があり、これにより、開発者や管理者がプロセスの全体像を把握しやすくなります。
プロセスマイニングを実施するにあたり、専門的な知識や技術が必要です。
具体的には、以下のような技能が求められます。
・データ分析の基礎知識
・データベースやテーブルの操作方法
・プログラミング言語(ABAPなど)の理解
・SAPシステムのモジュール(FI,CO,SDなど)の概要把握
プロセスマイニングを習得することで、業務改善の手法として大いに役立つことが期待できます。
おすすめの学習方法
プロセスマイニングの学習方法には、以下のようなものがあります。
・書籍による学習
・オンライン研修やセミナー
・社内研修や研究会
初心者におすすめなのは、書籍から始めることです。
書籍では、プロセスマイニングの理論や基本的な手順が丁寧に解説されており、自分のペースで学ぶことができます。
また、オンライン研修やセミナーは、専門家から直接学ぶことができるため、質問や相談が可能です。
しかし、初心者には難しい内容が含まれることがありますので、ある程度の理解が必要です。
社内研修や研究会は、同僚や上長と一緒に学ぶことができるため、実際の業務に適用しやすいというメリットがあります。
ただし、社内にプロセスマイニングの知識を持つ人がいることが前提となります。
総合的に考えると、筆者はまず書籍による学習をおすすめします。
そして、ある程度の知識が身に付いた後で、オンライン研修やセミナー、社内研修に参加することをお勧めします。
書籍での学習
書籍を利用してプロセスマイニングを学ぶ際には、以下の点に注意して選びましょう。
・内容が初心者向けかどうか
・実践的なケーススタディが含まれているか
・テキストが理解しやすいか
初心者向けの書籍を選ぶことで、基本的な知識から段階的に学ぶことができます。
また、実践的なケーススタディが含まれている書籍は、具体的な業務改善の方法を理解しやすいです。
最後に、テキストが理解しやすいかどうかは、自分に合った学習スタイルを選ぶために重要です。
筆者がおすすめする書籍は、以下の通りです。
・「世界一わかりやすいSAPの教科書 入門編」
・「図解入門 よくわかる最新SAPの導入と運用 」
・「フリーランスSAPコンサルタントの教科書」
これらの書籍は、初心者にもわかりやすく、実践的な内容が網羅されていますので、ぜひ参考にしてください。
ブログでの学習
ブログを学習の一助として活用する方法は効果的です。
筆者は、学習内容を理解するために、様々な分野の専門家が書いたブログ記事を活用しました。
また、ブログには概要や具体例、その理由や根拠が記載されていることが多いため、理解しやすいです。
更に学習の進捗に応じて、初心者向けから上級者向けまでの記事があるため、自分のレベルに合わせた情報が得られる他、学習の目的に応じて適切な記事を選ぶことができます。
また、日々更新されるブログ記事を読むことで、学習内容に対する自分の理解を深め、効果的な学習が進められます。
一方で、ブログ記事の信憑性に注意し、公式文書や書籍を併用することが重要です。
実機操作
実機操作は、理論だけでなく実践的な知識を身につける上で大変重要です。
筆者は過去に、実機を操作することで、学んだ理論が実際の業務環境でどのように適用されるかを理解することができました。
また、実機操作を通じて、エラーや不具合に遭遇する機会も増えますが、それらを対処・解決することで、問題解決能力も向上します。
実機操作で得た経験や知識は、将来的に他の分野やプロジェクトにも活用可能であり、一般的な知識だけでは得られない深い理解を獲得することができます。
実機操作ができる環境が無い場合でも、シミュレーターや仮想環境を利用することで、実践的な学習が進められることもあります。
ただし、実機操作を行う場合は、セキュリティやデータ保護に十分注意を払い、必要な手続きや許可を受けることが大切です。
反省点と振り返り
学習を振り返り、反省点を見つけることは、自己改善や更なる成長に繋がります。
具体的な反省点を特定し、その理由や根拠を考えることで、今後の学習計画や自己改善の方向性を見つけることができます。
これにより、無駄のない学習が進められ、効果的な成果が期待できます。
また、振り返りを行うことで、達成感や自己肯定感が向上し、更なる学習意欲が刺激されるでしょう。
反省点と振り返りは、定期的に行うことが効果的であり、日々の学習や業務の改善に繋がります。
わからないことを早めに相談する
新卒でSAPコンサルタントとして活躍するには、わからないことを早めに相談することが重要です。
理由は以下の通りです。
・時間のロスを防ぐ: 早期に問題を解決し、効率的に業務を進められます。
・正確な理解を深める: 適切な知識や手法を身に付け、誤った解釈を防ぐことができます。
・信頼関係を築く: 上司や同僚との良好なコミュニケーションが可能になります。
・成長の速度を上げる: 自分の成長に繋がるアドバイスや、新たな視点を得られます。
筆者の経験では、SAPの各モジュールや機能には多くの疑問点が存在し、関連する全てのテーブルやトランザクションを把握することは容易ではありません。
しかし、積極的に相談し、研修や業務の中で得た知識を活用することで、日々の業務の中で段々と理解が深まっていきます。
よって、早めに相談することが大切です。
こまめにレビューを貰って成果物イメージを合わせる
成果物のクオリティを高めるために、こまめにレビューを受けてイメージを合わせることが必要です。
レビューを受けることで、以下のようなメリットがあります。
・期待に沿った成果物の完成: 進捗状況を確認しながら、必要な修正や改善ができます。
・エラーや誤解の早期発見: 不備や問題点を早期にキャッチし、対処できます。
・チーム内での共通認識の醸成: メンバー間での意識や目標の共有が図れ、円滑な業務進行が可能になります。
業務を進める上で、レビューを積極的に受け入れ、随時イメージを調整していくことで、より良い成果物が生まれるでしょう。
まとめ: 新卒SAPコンサルで活躍するために最も重要なポイント
新卒SAPコンサルタントが活躍するためには、わからないことを早めに相談し、こまめにレビューを受けて成果物のイメージを合わせることが非常に重要です。
これらのポイントを実践することで、効率的な業務遂行や成果物のクオリティ向上が図れます。
また、チーム内での信頼関係の構築や自己成長を促進することもできるでしょう。
今後のキャリアを更に充実させるためには、この経験を活かし続け、学びの姿勢を持って取り組むことが大切です。
ぜひこのポイントを意識し、SAPコンサルタントとしての成功に繋げていただきたいと思います。
さあ、次の一歩を踏み出しましょう。