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投稿日:2022年8月16日

【SAPコンサルタントが転職成功するための必勝テクニック④ ー面接突破編ー】

はじめに
 
前回の必勝テクニックでは、転職活動の最初の関門でもある書類選考を突破するために、どのような職務経歴書を記載すべきかについて解説しました。
書類作成が完了したら、いよいよ転職活動の本丸でもある面接対策です。
 
転職活動における面接対策は、「今までやってきたことをそのまま伝えるだけだ」ということで、現職での忙しさを理由に疎かにしてしまう方もたまにいます。
確かにその通りではあるのですが、「今までやってきたことを正確に伝える」というのは想像以上に難しく、事前に対策をしておかないと、いざ本番になった時に話の筋が通っていなないことや、伝えたいことが伝わらないということがよくあるので危険です。
 
では、SAPコンサルタントの転職において、どのような面接対策をして本番に臨めば良いのでしょうか。今回の記事では、3つのポイントに絞って解説したいと思います。
 
自己紹介は意外な落とし穴!?
 
転職面接では、基本的には自己紹介から始まり、テクニカルスキル並びにポータブルスキルの確認、こちらからの逆質問という流れで進んでいきます。
 
自己紹介はアイスブレイクの一環だと思って気軽に考えている方は多いと思いますが、実はこの自己紹介には意外な落とし穴があるので注意が必要です。
実際に、自己紹介を話し終わった時点で不採用が決まっているケースも珍しくありません。
 
面接の合否を左右する要素の1つが「第一印象」です。
第一印象が良いか悪いかは、その後の結果にかなり大きく影響を及ぼします。
そして、その第一印象を決定づけるのが、面接の初めに話すことになる自己紹介なのです。
 
自己紹介は、いかに簡潔に自分の経歴を伝えることができるのかになりますが、次のようなケースでは面接官にかなり悪影響を与えてしまいます。
 
・今までの経歴をかなり細かく伝えるなど、自己紹介が長すぎる
・自己紹介がほとんど名前だけの簡単なものになっている
・経歴を聞きたいだけなのに、余計なことまで話している(転職理由や志望動機など)
・趣味の話やプライベートの話など、面接官が聞きたいと思っていないことを話している
 
自己紹介には適切な時間があり、目安は1分半から2分程度です。
経歴が豊富な方はもう少しかかってしまうかもしれませんが、どれだけ長くても3分以内には収めたいところです。それ以上話してしまうと、面接官の集中力が切れてしまうだけでなく、「この人はまとめて話すことができない人だ」と思われてしまい、マイナス評価となってしまう可能性もあります。
 
逆に短すぎても拍子抜けになってしまい、会話のキャッチボールができないのではないかと思われるリスクがあるので注意が必要です。
 
また、自己紹介では面接官から特別な指示がなければ、自分の経歴を簡潔に伝えるべきであり、それ以上話してしまうことはお勧めしません。
基本的に1つの質問に対して、話すトピックは1つに絞るべきであり、自己紹介の場合は経歴以外のことはあまり話さないほうが良いでしょう。
 
転職理由や志望動機まで話したくなってしまうかもしれませんが、自己紹介に多くのトピックを盛り込んでも、面接官は聞く準備ができていませんし、結局何が言いたいのか分からないということになってしまいます。
 
なので、自己紹介では何を話すべきかを事前に準備しておき、簡潔に過不足なく伝えることができているのか、実際に話してみて長さは適切なのかを確認しておきましょう。
 
転職理由を伝える際には他責になっていないか注意
 
転職面接の中で面接官が嫌う要素に、「他責」があります。
他責とは、ミスや失敗を他人のせい、もしくは、会社のせいにしてしまうことです。
 
なぜ他責の人を嫌うのかというと、ミスや失敗を他人のせいにする人は、それ以上の成長が見込めないだけでなく、ネガティブスピーカーとなって会社の和を乱すリスクもあるため、どれほど優れたスキルを持っていても、採用に慎重にならざるを得ません。
 
他責な回答とは、例えば次のようなものです。
 
・会社の経営方針に同意できなかったからです(会社のせいで転職)
・周囲のスキルが低すぎたために、残業が多くなったからです(他人のせいで転職)
・違う部署に異動させられて、やりたいことができなくなったからです(会社のせいで転職)
・パワハラが横行しており、上司についていけなくなったからです(上司のせいで転職)
 
転職理由を、「会社の経営方針についていけなくなったから」と回答する人は非常に多いですが、実は面接官にはかなり悪印象を与えているので注意しましょう。
 
どの会社も、何十年も同じ経営方針であることはあり得ないですし、会社としても生き残っていくために様々な策を講じる必要があります。
そのため、「会社の経営方針についていけなくなったから」という理由で転職してきた人がいると、また経営方針が変わったら辞めていくんだろうな、長くうちで活躍することは難しい人だなと思われてしまうのです。
 
もちろん、納得いかない経営方針もあるかもしれませんが、自分が経営者や役員でない以上は、それに従わなければいけないという前提に立ちましょう。
それでも納得がいかないということであれば、論理的にその理由を面接官に伝えられるようにすべきですが、できることならそれ以外の理由を話すことをお勧めします。
 
転職理由を伝える際には、「自分以外の誰か」を主語にするのではなく、あくまでも主語は「私」であり、「私」が思い描く理想のキャリアと、どのようなギャップが生まれたから転職を考えたのかを話せるようにしておきましょう。
 
逆質問は業務に関する質問をすることがお勧め
 
面接の最後に、大抵の面接では逆質問の時間が設けられますが、この逆質問で失敗してしまうと、今までうまくいっていた面接も水の泡となってしまう可能性があるので注意が必要です。
逆質問の時間でも合否のジャッジが行われており、質問内容によっては不採用になってしまうこともあります。
 
逆質問の目的は、業務やミッションに対する認識齟齬がないかを確認することです。
 
よく、逆質問で何を聞けば良いのか分からないという方がいますが、それは企業研究および求人票の読み込みが足りていない証拠なので、企業研究と求人票の読み込みをもう一段階深くやりましょう。
そうすれば、自然と気になること、聞きたいことが出てくるはずです。
 
また、逆質問の時間で福利厚生や働き方ばかりを聞くのは避けましょう。
 
平均残業時間や有休消化率、休みやすい環境かなど、気になることは多いと思いますが、これらの質問は内定が出てからオファー面談などで確認するのが良いです。
 
逆質問の時間でこのような質問ばかり聞いてしまうと、「本当にこの仕事をやりきってくれるのか不安だな」、「働きやすいというだけで会社を選んでいないか」と思われてしまい、面接官に悪印象を与えてしまいます。
 
なので、逆質問の時間は、業務に関する質問に絞っておくと良いでしょう。
 
まとめ
 
今回の記事では、SAPコンサルタントが転職成功するための必勝テクニックの第4弾として、面接突破編をお届けしました。
 
経歴に関する質問に答えられるようにするのはもちろんですが、自己紹介や逆質問など、それ以外のところで面接官に悪影響を与えてしまわないように意識して準備をしておきましょう。
 
そして、面接対策をする際は、一度話すことを書き出し、実際に声に出して読んでみるのがお勧めです。
頭で考えているだけでは、いざ本番に話そうと思ってもうまく話せないことが多いですし、声に出して読むことによって、「ここの言い回しはおかしいかもしれない」とか、「結局何が言いたいか分からなくなってしまった」など、気づきも多いと思いますので、是非とも一度試してみてください。

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