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投稿日:2022年6月27日

【SAPコンサルタントが転職成功するための必勝テクニック① ー自己分析編ー】

はじめに
 
SAPコンサルタントの方が転職成功するためのアドバイスとして、本ブログ記事では様々なテーマに沿って情報を発信して来ましたが、改めてSAPコンサルタントの方が転職成功するためのテクニックを体系的に知ることができる記事を作成したいと考え、「SAPコンサルタントが転職成功するための必勝テクニック」をシリーズとして提供することとしました。
 
自己分析編、企業研究編、職務経歴作成編、面接突破編、内定編と全5回に分けてお届けできればと考えており、今回はその第一弾となる「自己分析編」です。
 
転職活動においては多くの方が、選考を通過しやすい書類の作り方や、面接対策を重点的に行う一方で、それ以前のフェーズである自己分析に時間を費やしている方は比較的少ないのではないかと思います。
 
自己分析は就職活動時に行うものだと思われがちですが、中途採用においても非常に重要なことであり、転職を成功させるためには必須であると考えています。
 
自己分析をせずに転職活動をしても、これまでの経験やスキル面で一定の評価を得ることができれば内定を得ることはできると思います。
しかし、内定を得て希望する企業へ入社した後に、「思っていたことと違った」となって早期離職してしまうのも、自己分析が不足している方なのです。
 
そこで、今回の記事では、自己分析に焦点をあて、なぜ自己分析が必要なのか、具体的にどう行えば良いのかについてお伝えしたいと思います。
 
自己分析の目的は、絶対にブレない軸を作ること
 
そもそも、何のために自己分析をする必要があるのかについてお伝えしたいと思います。
 
自己分析とは、働く上での価値観、性格上の強みや弱み、これまでの業務におけるやりがいに感じたことなど、様々な角度から自分の考えや思いを言語化する作業だと思われがちです。
もちろん、それらも重要であり、自己分析をする上で是非やっていただきたいことに変わりはないですが、自己分析において最も重要なことは、「誰に何を言われようとも、絶対にブレない軸を作ること」だと思います。
 
「誰に何を言われようとも」というのが結構重要です。
転職活動において初めのうちは「こういう転職軸で活動するぞ」と考えていても、様々な企業を見ていく中で、「希望とは少し違うかもしれないけど、非常に魅力的な企業だな」と思うことはよくあることだと思います。
 
そして、結局最終的には転職軸とは関係ない要素で意思決定してしまうケースをよく見ますが、その結果自分がやりたいことと違う、経営陣の考え方についていけないなどの理由で早期離職に至るケースも非常に多いです。
 
また、そもそも転職軸を作らずに転職活動を行い、入社したらどのような仕事ができるのかという目の前の仕事だけで転職先を決めてしまった場合も同様に、早期離職に至ってしまうことがよくあります。
 
転職軸はこうでなければいけないと決まっている訳ではありません。
「30代のうちに年収2000万を稼げるSAPコンサルタントになれる企業へ行きたい」というのも立派な軸だと思いますし、「SAPコンサルタントとしてのキャリアは継続したいが、これからは家族のために残業がほとんどない企業へ行きたい」というのでも良いと思います。
 
内容は何でも良いので、「絶対にブレない確固たる軸」を作ることがポイントです。
つまり、「どれだけ魅力的な話に感じても、自分の転職軸に沿わないのであれば切り捨てる勇気を持つこと」が重要であると考えています。
 
実際にあったケースでは、「とにかく稼げる環境に行きたい」と考えていたSAPコンサルタントの方が転職活動中にある企業に出会い、AI事業に携わることができる面白さから入社を決意しました。
しかし、当然のことながら未経験領域にもなるので、年収ダウンで入社を決めましたが、働いているうちに、業務内容は面白いものの年収が下がっていることが尾を引いてしまい、次第に満足度を得られなくなり、半年で早期離職してしまいました。
 
今では年収を大幅にアップして働くことができる環境へ転職しましたが、業務内容自体にはそこまでやりがいに感じられるかというとそうではないものの、年収の高さに満足をしており、非常に良い転職になったと言っていました。
 
このケースでは、どれだけ事業内容や業務内容が魅力的であっても、転職軸に沿わないのであれば切り捨てる勇気が必要だったと思いますし、軸をブラしてはいけなかったと思います。
 
では、ブレない軸というのは具体的にどのようにして作っていくべきなのでしょうか。
 
「何をしたいか」ではなく、「どうありたいか」を考える
 
いざ自己分析をすると、SAPコンサルタントとして何をやりたいのかを考えてしまうことが多いと思います。
例えば、SAP HANAの経験を積みたいとか、より大規模な案件に最上流から参画したいとか、SAP導入以前の業務コンサルとして入り込んでいきたいなど、次の会社でどのような仕事を経験したいかを考えがちです。
 
それ自体は問題ないですし、それを考えていないとそもそも求人を探すこともできないのですが、自己分析において最も重要なことは、「何をしたいか」ではなく、「どうありたいか」を考えるべきだと思います。
 
例えば、「家族のための時間を確保して、平日であっても子どもとの時間を作りたい」だったり、「場所を選ばない働き方を実現したい」、「とにかく稼ぐ人でありたい」など、人によって考えることは様々ですが、それが誰に何と言われようが決してブレてはいけないものとなります。
 
もし、ありたい姿が複数あるのであれば、優先順位をつけましょう。
そして、ここまでが満たされないのであれば転職しないというものと、これは妥協しても良いというラインを作っておくと良いです。
 
そして、転職軸を定めたのであれば、どれほど魅力的な仕事に出会えたとしても、転職軸と乖離しているのであれば、勇気を持って捨てるという覚悟を持ちましょう。
一見やりがいを感じられそうに思えたとしても、ありたい姿を実現できないのであれば、それは良い転職先とは言えません。早期に退職してしまうリスクが非常に高いです。
 
その上で、具体的にどのような業務をやりたいのかを考えて転職活動に望むことがおすすめです。
 
自己分析においてこれらを考え抜いておくことで、転職活動時の意思決定で迷いが無くなりますし、入社後の満足度も高いものになるはずです。
 
まとめ
 
今回の記事では、SAPコンサルタントが転職成功するための必勝テクニックの第一弾として、転職活動前にやるべきことである「自己分析」についてお伝えしました。
 
自己分析の目的は、「誰に何を言われようとも、絶対にブレない軸を作ること」であり、そのためには、何をしたいのかを考える前に、自分は将来どうありたいのかを考える必要があります。
 
そうすることで、転職活動時に色々と目移りすることなく意思決定ができるだけでなく、その軸を満たす企業へ入社することができれば、万が一業務内容に多少物足りなさがあったとしても、やりがいを持って働くことができるはずです。
 
転職活動においては、いきなり求人を探すのではなく、まずは自己分析するところから始めていきましょう。

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