投稿日:2021年12月27日
【2022年の転職市場を予測!SAPコンサルタントの需要は拡大する!?】
はじめに
2021年の転職市場は、依然とコロナウイルスの影響が続いており、厳しい状況となってしまいましたが、それでも2021年の後半からは求人数も増加しており、コロナ禍の前の状態に戻り始めていると言っても過言ではありません。
また、転職者数という観点で見ると、意外とコロナ禍前と比較すると変わっておらず、むしろ増えているというデータがあります。
それは、2020年、2021年とコロナ禍の状況が改善してから転職を始めようと考えている方も多かった一方で、自分の会社がコロナ禍の影響を受けてしまい、業績が悪化してしまったことから、転職活動をせざるを得ない方も多かったことが要因として考えられます。
では、2022年の転職市場はいったいどのようになっていくのでしょうか?またSAPコンサルタントの需要はどう変化していくのでしょうか?
そこで、今回の記事では、2022年の転職市場を予測し、どのように転職活動を進めるべきかについて解説したいと思います。
2022年こそ転職活動を始めようと考えている方は、是非とも参考にしてください。
2022年は転職活動をするには狙い目になる可能性が高い
まず、2022年にコロナウイルスの影響がどうなっているかについてですが、結論をお伝えすると、「正確なことは誰にも分かりません」が答えになります。
と言いますのも、2021年終盤には感染者も大幅に減少しており、このまま終息に向かう可能性もありますが、常に未知なる変異株も多数出ていますし、海外においても終息傾向が一転して感染者数が増加したというケースもあるため、このまま落ち着きを取り戻すかどうかは何とも言えません。
しかし、2020年、2021年と採用活動を控えていた企業が多かったことから、その反動が2022年に来ると考えられており、恐らく求人数については、コロナ禍前とほとんど変わらない状態に戻るのではないかと思います。
もちろん、企業側からしても、2022年に確実にコロナが終息するとは思っておらず、採用活動を積極的に行うことは多少なりともリスクがありますが、経済が少しずつ動き始めている中で、採用活動を完全に止めてしまうと企業の成長が望めず、遅れを取ってしまうリスクのほうが大きいために、2022年には採用活動が改めて過熱し始め、大きく転職市場が動く年になるのではと考えています。
したがって、これまではコロナ禍の様子を見て転職活動を控えていた方がいるのであれば、これ以上、転職活動を様子見しても、キャリア形成のチャンスを失ってしまう可能性が高まってしまいますし、求人も増加傾向にあることから、思い切って転職活動する決断をしてみてはいかがでしょうか?
DX戦略の見直しにより、コンサルティングファームの採用も活発化
転職市場全体を見ると、2022年は転職活動するには良い機会であるとお伝えしましたが、コンサルティングファームにおける転職市場はどう変化するのでしょうか。
結論としては、他の業界と同様に、2022年は採用活動も活発化すると考えられるため、SAPコンサルタントの方にとっても、良い転職のタイミングになるのではと考えています。
その理由としては、先ほどもお伝えしたように、採用控えの反動によるものもありますが、それ以外にも2つあります。
まず1つめは、これまではコロナ禍の影響もあり、先の見通しが立たない経済状況であったために、IT投資を控えていた企業も一定ありましたが、経済状況が回復するにつれて、企業成長のために改めてIT投資する企業も増えつつあります。
そのため、SAP導入の案件についても増加傾向にあると考えられるために、SAPコンサルタントが活躍できる場も増えていき、コンサルティングファームの採用活動も活発的になると考えられます。
もう1つの理由としては、各企業がDX戦略を改めて見直す機会が増えてきており、それに伴ってコンサルティングファームへの相談件数も増加しているためです。
これまでは、「DX」が流行り言葉になっており、各企業も積極的にDX戦略を立案して実行してきましたが、ここにきて各企業を悩ませているのが、「思っていたよりも成果が出ていない」ということなのです。
流行りの波に乗ってDXを推進してきたものの、結局のところは単にシステム化しただけで終わってしまっていることも多々あり、DXの本来の目的である、ビジネスを変革するところまで辿り着けていないことも少なくありません。
そこで、2022年には再度DX戦略を見直す企業も増加すると考えられるため、コンサルティングファームにおけるコンサルタントの採用も活発化してくるのではないでしょうか。
以上の理由から、2022年はコンサルティングファームでも採用を積極的に行っていくと考えられるため、SAPコンサルタントにとっても転職する良い機会になると思います。
経験値の低いフリーランスにとっては厳しい年になる可能性が高い
最後に、少しだけフリーランスの働き方についても触れたいと思います。
コロナ禍によって、リモートワークを始めとして働き方が見直されており、フリーランスになって活躍している人もかなり増えています。
しかし、今後はフリーランスであっても、実務経験が少なく、経験値が低い方にとっては、厳しい年になってしまう可能性もあります。
2020年から2021年にかけて、フリーランスとして働くことが一般的になってきたこともあり、多くの企業でフリーランスの方へ業務委託として仕事をお任せする機会も増えました。
一方で、最近フリーランスを活用している企業の中で問題になっているのが、全員が全員ではないものの、フリーランスの方に仕事をお願いしてみたものの、期待するパフォーマンスが発揮できていないということです。
その背景にあるのは、誰でもフリーランスになれてしまう時代だからこそ、実務経験が浅い方や、コンサルタントとしての実績がそれほど無い方もフリーランスとして働くことができるようになり、それによって企業側が期待するパフォーマンスを発揮できない方が増えていることが挙げられます。
もちろん、フリーランスの方の中には、期待値以上のパフォーマンスを発揮できている方もいますが、企業側がフリーランスの方を活用することに疑心暗鬼になり始めているのも事実であり、特に経験値が低い状態でフリーランスになった方にとっては、2022年は厳しい年になってしまうかもしれません。
もし今後フリーランスとして活躍したいのであれば、まずは正社員としてしっかりと現場で実績を上げていき、どのような仕事を任されても一定のパフォーマンスを発揮できる状態にしておくことをお勧めします。
まとめ
今回の記事では、2022年の転職市場の展望と、コンサルティングファームにおける転職市場の変化についてお伝えしました。
2020年から2021年にかけて採用を控えていた企業が、経済状況の回復に伴い、企業成長を再開させるために採用活動を積極的に行っていく可能性が高いため、2022年の転職市場は、非常に良い状態になる可能性が高いです。
それは、SAPコンサルタントとしてコンサルティングファームへの転職を考えている方にとっても例外ではありません。
2022年は転職によるキャリアアップのチャンスです。もしこれまでに転職することを控えていたのであれば、是非ともこの機会に転職することを視野に入れてみてはいかがでしょうか。