SAP業界に特化した転職サポートならSAP Job Change

SAP専門転職サービス

SAP Job Change

転職者向けコラムイメージ

投稿日:2021年11月9日

【SAPコンサルタントが中小コンサルティングファームへ転職することのメリットとデメリットを解説!】

はじめに
 
SAPコンサルタントとしてステップアップを目指す際に、アクセンチュア、アビームコンサルティングを始めとする、大手コンサルティングファームへの転職を視野に入れる方が多いのではないかと思います。
 
大手コンサルティングファームでSAPコンサルタントとして活躍できれば、グローバル規模の大規模案件に携わることができるだけでなく、年収面においても大幅アップが期待できるため、転職するメリットは非常に大きいと思います。
 
しかしながら一方で、大手コンサルティングファームから中小規模やベンチャーのコンサルティングファームへ転職する方もいれば、初めから大手以外のコンサルティングファームを中心に転職活動を始める方も一定います。
 
もちろん、大手コンサルティングファームで不採用が続いてしまい、泣く泣く中小規模のコンサルティングファームを受けなければいけない状態になってしまった方も少なからずいると思いますが、”敢えて”その方向へ自らの意思で行く人も多くいます。
 
いったいなぜ、大手コンサルティングファームではなく、中小規模のコンサルティングファームを選択する人が現れるのでしょうか。
その理由としては、当然かもしれませんが、敢えてそちらへ行くことへのメリットがあるからです。
 
そこで今回の記事では、SAPコンサルタントが中小規模のコンサルティングファームへ転職することのメリットとデメリットをお伝えさせていただきます。
SAPコンサルタントが活躍できる場所は、大手コンサルティングファームだけではありません。
もし、転職活動において、大手コンサルティングファームのみしか考えていなかったという方がいましたら、是非とも今回の記事を参考にしていただき、選択の幅を広げていただければと思います。
 
中小規模のコンサルティングファームへ転職することのメリット
 
敢えて中小規模の企業を選択するメリットは少ないのではないかと思われがちですが、人によっては大手に行くよりも大きなメリットを感じることもあります。
 
メリット①:プロモーションにより上の職位で転職できる
 
これは、コンサルティングファームからコンサルティングファームへ転職する場合のメリットになりますが、大手の場合は管理職や役職者も多く、上が詰まっている状況になっていることがよくあります。
そのため、成果を出し続けていてもプロモーションが順番待ちの状態になってしまい、なかなか上の職位に上がることができず、それに伴って年収面でも頭打ちになってしまいます。
 
しかし、中小規模やベンチャーのコンサルティングファームでは、役員や管理職を含め、多くのポストが空席状態になっていることがあり、そのポストを狙って転職をする方がいます。
 
実際に、大手コンサルティングファームでシニアマネージャーぐらいまで経験していれば、パートナーや事業責任者として入社することが可能であり、今までよりも、より大きな権限を持って働くことができるようになります。
また、コンサルタント、シニアコンサルタントであっても、マネージャー待遇で転職することも可能です。
 
したがって、実は中小企業へ転職したほうがキャリアアップに繋がる可能性があり、またプロモーションにより上の職位で採用されることで、年収アップも期待できるのです。
 
メリット②:幅広いテーマのコンサルティング案件を経験できる
 
SAPコンサルタントとして大手のコンサルティングファームへ転職すると、大規模案件を経験できる反面、その案件が数年規模にも渡る可能性もあり、特定の案件に年単位で関わる可能性があります。中には3年、5年と同じクライアントのSAP導入案件に携わっているコンサルタントもいるぐらいです。
 
また、SAPコンサルタントとして大手コンサルティングファームへ転職すると、大抵の場合は前職で経験していたモジュールを担当することが中心となり、その後も別のモジュールに携わる機会や、SAP導入以外の別のテーマでコンサルティング案件を経験することもなかなか難しいのが現状です。
 
しかし、事業内容にもよりますが、中小規模のコンサルティングファームであれば、何年もかかるような超大規模案件を受注することがキャパシティの観点からも困難であるため、中小規模の案件を回していくことが多くなります。
 
したがって、案件ごとにクライアントの業界が変わる可能性もありますし、場合によってはSAP以外の案件を経験できる可能性があるので、幅広い経験やスキルを身に着けていきたいと考えているのであれば、実は中小規模のコンサルティングファームのほうが合っているかもしれません。
 
中小規模のコンサルティングファームへ転職することのデメリット
 
ここまではメリットについてお伝えしましたが、良いことばかりではなく、その逆のデメリットもあるため、そこも踏まえて慎重に選択しなければなりません。
 
デメリット①:大手企業と比較して年収に差が出るリスクが高い
 
先ほどはメリット①において、年収を大きくアップさせて転職できる可能性があるという話をしましたが、それはあくまでも既に大手コンサルティングファームなどでSAPコンサルタントとしての成果を一定上げている人です。
そうでない場合、特にSAPエンジニアからSAPコンサルタントを目指して転職する場合は、やはり大手コンサルティングファームと比較するとオファー年収に100万、200万の差が出る可能性があります。
 
したがって、年収面に対する拘りが強く、SAPコンサルタントとして成果を出すのはまだこれからという場合には、まずは大手コンサルティングファームへの転職に振り切った方が良いでしょう。
 
ただし、中小規模のコンサルティングファームから、大手コンサルティングファームへのステップアップは数年後に十分可能です。
一時的に年収面では開きが出るかもしれませんが、将来的には追いつくこともできるので、まずは中小規模のコンサルティングファームで幅広く経験を身に着け、その中から専門性を高めていくという方法もお勧めです。
 
デメリット②:大手クライアントから見たときに社格の面で受注が不利になる可能性がある
 
コンサルティング案件を獲得する際に、どの会社に在籍しているのかが非常に重要であるというのをご存じでしょうか。
大手コンサルティングファームでは、会社の名前で案件を獲得できている部分も一部あり、クライアントから「そのコンサルティングファームの人なら安心して任せることができそうだ」と思われることで受注できる案件もあるのです。
 
したがって、世間一般的に知名度がそれほど高く無いコンサルティングファームの場合、クライアントからすると本当に信頼できるのかを判断できる材料が少ないために、案件獲得において不利になってしまうケースがあります。
 
特にマネージャー以上の職位になってくると、案件獲得を目標数値に設定されることも少なくないので、その点において大手のコンサルティングファームと比べると不利だと言えるかもしれません。
 
ただし、元大手コンサルティングファーム出身者が中心となっているコンサルティングファームであれば、クライアントに安心感を与えることができ、受注に繋げることができているケースもよくあるので、中小規模のコンサルティングファームへ転職する場合は、在籍コンサルタントの経歴に着目してみても良いでしょう。
 
まとめ
 
今回の記事では、SAPコンサルタントが中小コンサルティングファームへ転職する際のメリットとデメリットについてお伝えしました。
SAPコンサルタントの転職においては、どうしても大手コンサルティングファームへ目が行ってしまいますが、目指すキャリア次第では中小コンサルティングファームへ転職したほうが良い場合もありますので、是非広い視野を持って転職先を選択して頂ければと思います。

一覧を見る
  • SAPでキャリアアップしたい方
  • SAPの転職情報を探している方
  • 転職に不安や迷いのある方
  • 今すぐの転職は無理という方

「独立」 or 「転職」でお悩みの方、SAP転職情報を収集中の方も、
個別無料相談を賜りますので、先ずはお気軽にご登録ください。