投稿日:2021年9月22日
【第二新卒採用でコンサルティングファームの内定を勝ち取る方法を教えます】
はじめに
新卒で今の会社に入社したものの、初めに思っていたことと違うと感じ、働いていく中で違うキャリアを進もうと思い、即戦力性がそれほど求められない第二新卒枠を利用してコンサルティングファームへの転職を目指す方は少なくありません。
SAPエンジニアとして働いてみたものの、もっとスピード感ある中で成長したいという思いからSAPコンサルタントを目指す方もいれば、全く別の業界・職種から完全未経験でコンサルタントを目指す方もいます。
しかし、コンサルティングファームはやはり第二新卒からの人気は非常に高く、数多くのライバルとの戦いを勝ち抜かなければなりません。
そうなると重要なのが事前準備であり、もっと言えば、内定を得るための方法を知っているか否かが結果を大きく左右します。
ところが、実際には対策という対策をせずに面接に臨む人が多く、対策していたとしても、その方法が間違っているケースも目立ちます。
そこで、今回の記事では、第二新卒採用でコンサルティングファームの内定を勝ち取るためには、どのような準備や対策をすべきかをお伝えしたいと思います。
第二新卒枠を利用してコンサルティングファームへの転職を目指している方は、是非とも参考にしてください。
第二新卒採用=未経験採用というのは間違いです
本題に入る前に、そもそも第二新卒の定義についてお伝えします。
よく世間一般では、「新卒入社してから3年未満」や、「26歳以下」など様々な定義がされていますが、結論からするとどれも一部は正しく、一部間違っています。
どういうことかというと、第二新卒というのは明確に定義されていないのです。
正確には、企業によってその定義は全く違い、新卒入社して3年未満を第二新卒とするところもあれば、20代であれば第二新卒として扱うという企業もあります。
コンサルティングファームでも同様なことが言えるのですが、敢えて定義をするのであれば、「新卒入社から3年未満、かつ、27歳以下」になると思います。
27歳というのは、修士で新卒入社して3年程働けば27歳になるからです。
一方で、新卒入社3年未満であっても、年齢が高いと第二新卒として見られない可能性も高いので注意しましょう。
さて、その上で重要なことをお伝えすると、第二新卒採用は未経験採用とイコールと考えている方が非常に多いのですが、それは間違いです。
第二新卒採用は、あくまでも中途採用であるということを覚えておいてください。
中途採用ということは、過去の経験やスキルが重要になってくるということです。
とは言っても、コンサルティングファームで働いたことが無い人のほうが多いと思うので、コンサルタントとして即戦力になるのはかなり難しいですよね。
何が言いたいかと言うと、「現職で成果を上げることが出来ていない人、何のスキルも身に着けていない人は、コンサルタントとして必要ない」ということです。
考えてみれば当然のことで、新卒で入社した会社は基本的には未経験採用になるわけですよね。業務未経験の中でこれまで働いてきて、何も成果を上げられていない、スキルが身についていないということは、コンサルタントとして未経験採用されても同じことが起きるリスクが高いのです。
それだと、コンサルタントとしてすぐに戦力にはならないだろうし、活躍できないだろうと思われてしまい、不採用となってしまうのです。
未経験採用だから今の会社での経験は関係ないということは一切なく、むしろ今の会社での成果をかなり聞かれるはずです。
なので、コンサルティングファームの第二新卒採用を受ける前に、必ず業務や実績の棚卸をしておきましょう。
もし将来的にコンサルティングファームを目指すことを考えているのであれば、今の仕事で実績を出すように努力しましょう。
ここまでは、第二新卒採用において前提となる重要なポイントについて解説しました。
では、第二新卒採用で内定を勝ち取るにはどうすべきかについて、これからお伝えしようと思います。
適性検査を侮ると、面接にすら辿り着けない
第二新卒採用を受ける際に、適性検査の対策を全くしてこない方がよくいますが、そういう方は高確率で面接にすら辿り着けていません。
適性検査は参考程度にしか見られないという都市伝説がありますが、コンサルティングファームに限ってそれはありません。適性検査の結果は合否に大きく響きます。
冒頭にもお伝えしたように、コンサルティングファームの第二新卒は非常に人気が高く、応募も殺到します。
したがって、応募者全員と会うことはできないので、どこかでふるいにかけなければならず、それが適性検査の結果なのです。
また、適性検査といえばリクルート社の「SPI」だと思っている方も多いですが、コンサルティングファームでSPIを課すところはほとんどありません。
SPIは総合的な言語・計数のスキルを測るのに対し、コンサルティングファームでは論理的思考力をはじめとしたスキルを測りたいと考えているため、別の試験を課すことがほとんどです。
そして、試験内容もSPIとは全く違うので、SPIの対策だけでは歯が立たないことが多く、出題される試験内容に合わせた対策が必要となります。
繰り返しになりますが、適性検査を侮って対策をしないで臨むと、面接にすら辿り着けないことが多いので、本気でコンサルティングファームへ転職したいのであれば、時間をかけてしっかりと対策をしましょう。
コンサルタントの仕事を自分の言葉で正確に話せるようにする
コンサルティングファームで働くことに対して憧れを持っており、その気持ちだけで面接に臨む方がいますが、一発で見抜かれて不採用になるので注意が必要です。
新卒であれば社会人経験も無いので、コンサルタントの仕事内容があまり理解できていない状態であっても、企業側が丁寧に教えてくれますし、多少は大目に見てもらえます。
しかし、第二新卒採用においては、あくまでも中途採用であり、そこはかなり厳しく見られます。実際に面接の中でも、「コンサルタントの仕事はどのようなものか分かっていますか?」と聞かれることが多いです。
そう聞かれると、「お客様の課題に対して、解決策を提案する仕事」と答える方がいますが、それはどの仕事にも当てはまることであり、漠然としすぎているので、正確に自分の言葉で話せているとは言えません。
書籍でもネットの情報でも良いので、コンサルタントの業務内容をより具体的に話せるようにしておきましょう。
これは内定を得るためでもありますが、入社した後で「思っていた仕事と違った」とならないためにも重要なことなので、是非とも実践してください。
面接対策は可能な限りプロにお願いする
コンサルティングファームの面接は、通常の面接以上に論理的思考力が試されます。
回答の一貫性があることはもちろんですが、深い洞察ができるのか、簡潔に分かりやすくまとめて話せているのか、レスポンスのスピードは適切かなど、様々な要素が面接の中で見られます。
しかし、これらの課題を突破するためには、どうしても自分一人の力だけでは限界がありますし、自分の回答が正しいのか否かを判断する術がありません。
また、当たり前かもしれませんが、自分の回答に対して「なぜ?」と突っ込んでくれる人もいないですよね。
したがって、もし可能であれば自分だけで面接対策するのではなく、コンサルティングファームへの転職実績が豊富にあるプロにお願いすることがお勧めです。その一つが、転職エージェントです。
実際に第二新卒で内定を得ている方で、転職エージェントなどと一緒に面接対策をしている方は結構います。
なかなか面接だけを対策してくれるようなプロはいないかもしれませんが、本気で第二新卒で内定を得たいと思っているのであれば、転職エージェントを活用することをお勧めします。
まとめ
今回の記事では、第二新卒でコンサルティングファームから内定を勝ち取る方法として、次の3つのポイントをお伝えしました。
・適性検査を侮ると、面接にすら辿り着けない
・コンサルタントの仕事を自分の言葉で正確に話せるようにする
・面接対策は可能な限りプロにお願いする
これらは決して難しいものではなく、誰でも実践できる内容です。
是非ともこれらポイントを参考にしていただき、コンサルティングファームへの転職を実現させていきましょう。