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投稿日:2021年6月1日

【SAPはもうやりたくない!でもコンサルティングファームで働きたい!と思う方へお勧めする4つのキャリア】

はじめに
 
SAPコンサルタントとしてコンサルティングファームで働いていると、そろそろSAP案件以外にも挑戦してみたいと思うこともあると思います。
しかし、SAPコンサルタントとしての経験が長ければ長いほど、社内だけでなく転職したとしても、SAPコンサルタントとしての役割を求められてしまう現状があり、なかなか新しいことに挑戦する機会が無いと思っている方も多いのではないでしょうか。
 
それだけではなく、コンサルティングファーム以外へ転職して新しいことを始めるのも抵抗を感じてしまいますよね。
 
これはコンサルティングファームのみならず、SAPエンジニアとして、システム開発会社で働いている方にも同じことが言えます。
 
そこで今回は、SAPコンサルタントとしての経験を無駄にしない、コンサルティングファームでの別の働き方を紹介します。
 
なぜSAPコンサルタントは、SAP案件以外に携わるのが難しいのか
 
SAP導入案件においては、SAPの各モジュールに対する知識と、それに付随する業務知識を高いレベルで求められます。
また、SAP導入案件は基本的に大規模かつ長期なものが多いことから、幅広い案件を経験することが難しく、どうしても特定領域に特化した経験やスキルを身につけていくことになりますよね。
 
そうなってしまうと、転職市場においては、「SAPの経験が豊富な人」と見られると同時に、「SAPしかできない人」や「特定のSAPモジュールしか経験がない人」と見られてしまう可能性もあるのです。
 
すると、SAP案件以外に挑戦しようと転職活動を始めても、SAP案件以外は未経験の扱いになってしまうことがあるために、結局SAPコンサルタントとして働くことを求められてしまうのです。
 
アソシエイトクラスであればSAP以外の経験を積むことはそれほど難しくないですが、コンサルタント、シニアコンサルタントとプロモーションしていくほどに、SAPの経験が豊富になる一方で、SAP以外の経験が薄くなってしまうのです。
 
ここまでは、SAPコンサルタントがSAP案件以外に携わることが難しいとお伝えしてきましたが、それほど悲観的になることはありません。
 
確かに、SAPの経験から大きく離れてしまう業務に携わることは難しいのですが、SAPコンサルタントとしての何かしらの経験を活かせるのであれば、別の仕事に携われる可能性は十分にあります。
 
では、具体的にどのような選択肢があるのか、4つのキャリアについてご紹介します。
 
SAPコンサルタントの経験を活かせるキャリア①:人事
 
コンサルティングファームによっては、SAPコンサルタントから人事へ挑戦することも可能ですし、実際に元SAPコンサルタントの方が人事として働いているというケースは決して珍しいものではありません。
 
多くの場合は社内異動することで、人事の職に就いているのですが、中には転職によって人事へのキャリアチェンジを実現している方もいます。
 
人事の仕事は大きく分けて、「労務」「採用」「制度」の3つがあり、その中でも挑戦しやすいのが採用と制度に関わる人事です。
 
採用においては、これまでのSAPコンサルタントとしての経験を活かし、求人票の打ち出し方や、社内で必要となる人材のペルソナを考えたり、面接においてSAPコンサルタントとしての経験やスキルがどれほどあるのかを見抜いたりするなど、活躍の場は豊富にあるのです。
 
制度においては、SAPの中でもHCM領域での経験が豊富で、かつ、人事制度面のコンサルティング経験があれば、自社の人事制度を策定する際に強みを発揮することができます。
特に、SAPコンサルタントを抱える中小コンサルティングファームにおいては、人事制度を策定するにもSAP×人事制度の経験が必要となるケースもあり、これまでの経験が重宝されることがあるのです。
 
SAPコンサルタントの経験を活かせるキャリア②:戦略コンサルタント
 
戦略コンサルティングファームといえば、マッキンゼー、BCG、A.T.カーニーなどが挙げられますが、近年では、これら戦略コンサルティングファームにおいて、IT人材の採用を強化する動きが出ており、SAPコンサルタントからでも十分に挑戦することは可能です。
 
その背景としては、DXに代表されるように、企業の経営戦略とITは切っても切り離せない状態になっており、クライアントの経営戦略を立案する際にIT知見が必要となる場面が多くなっています。
 
SAPコンサルタントは、基本的に大型案件を経験しており、複雑で難易度が高いシステム導入における課題を解決してきた実績を評価されることがあります。
また、SAPは業務やビジネスの根幹となる部分に導入されることがほとんどであることから、経営戦略に対しても親和性が高いとも言えます。
 
ただし、SAPエンジニアから戦略コンサルタントを目指すのは、難易度が非常に高くなってしまうので、まずはSAPコンサルタントとしての経験を積むことをお勧めします。
 
SAPコンサルタントの経験を活かせるキャリア③:業務コンサルタント
 
クライアントの業務課題解決においても、基本的にはITが絡まないことはほとんどなく、SAP導入において培った業務知識をもとに、業務コンサルタントへ挑戦するキャリアもあります。
戦略コンサルタントと比較すると、SAPコンサルタントの業務内容と直結する部分も多いために、これまでの経験を活かした目指しやすいキャリアです。
 
特に業務コンサルタントは専門性の高さが求められるために、SAPコンサルタントとして特定業界、特定モジュールの経験が長いほど、それまでの経験が評価されます。
 
SAPコンサルタントとしてはある程度やり切ったと考えている方や、次のステップとして新しいことに挑戦したいと考えている方は、業務コンサルタントとしてのキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。
 
SAPコンサルタントの経験を活かせるキャリア④:運用保守
 
SAPを引き続きやっていくことにはなるものの、もう少し落ち着いて働きたい、ワークライフバランスを保った働き方をしたいと考えているのであれば、運用保守に特化した働き方を考えても良いかもしれません。
 
コンサルタントと比較すると、どうしても年収面では下がってしまうのですが、その分これまで忙しくてなかなか取れなかったプライベートの時間を確保することができるようになるので、年収は程々でも良いから、腰を据えて働きたいという場合にはお勧めです。
 
運用保守と聞くと24/365で働くイメージがありますが、企業によっては定時時間内のみ対応し、それ以外の時間は外注先を利用するというパターンもあるので、深夜勤務や土日勤務を強いられるようなことはありません。
 
SAPコンサルタントとして働くことに少し疲れてしまった、でもせっかく身につけた経験やスキルは活かしたいと考えているのであれば、一度運用保守のポジションも検討してみることをお勧めします。
 
まとめ
 
今回の記事では、SAPはもうやりたくないという方のために、お勧めする4つキャリアとして次の職種を紹介させていただきました。
 
・人事
・戦略コンサルタント
・業務コンサルタント
・運用保守
 
キャリアチェンジを考えているのであれば人事、ステップアップを考えているのであれば戦略コンサルタントか業務コンサルタント、落ち着いて働きたいと考えているのであれば運用保守がお勧めです。
 
SAPコンサルタント以外の働き方を検討しているのであれば、是非とも参考にしていただけますと幸いです。

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